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  <3> 有害化学物質規制の現状

 

現在、企業の問題として環境問題は外す事はできないでしょう。
環境問題は、日本の企業だけではなく世界規模で大きな問題となっています。
では、日本を含め世界でどのような規制があるのかを見ていきましょう。

 

 

★有害化学物質の規制には幾つか種類があります。



ELV規制(イーエルブイ規制)
  使用済み自動車の有害物質の含有に関する規制

WEEE指令(ウィー・ダブルトリプルイー指令)
  廃棄電気及び電子機器に関する指令

PRTR法(ピーアールティーアール法)
  化学物質管理促進法
企業などが、事業活動に伴って排出している有害化学物質の排出量や埋立事業者に委託処分する移動量を算出して公表する内容

RoHS指令(ローズ・ロース指令)
  電気及び電子製品の有害化学物質の含有に関する指令

グリーン調達

 

★企業の取り組み



・ソニー

製品に含まれる有害物質の排除(29化学物質群)
サプライヤーに新たな要求
2003年4月以降、グリーンパートナーのみから購入

  1. 納入品に有害物質が入っていない事を証明させる
    ICP-AES分析(誘導結合プラズマ発光分析)による証明書の提出
  2. 納入業者に化学物質(数百物質)を管理する組織がある
    ソニーの監査シートによる監査の実施
・松下電器産業

基本取引契約の再締結

部品や原材料の納入に際して、6化学物質の不使用証明書の添付の義務付け

・キャノン

取引先に、化学物質管理システムの運用を義務付ける

管理対象29化学物質群(数百物質)を管理するシステムを要求
取引先に管理システムの立ち入りも実施予定

・シャープの取り組み
A. JEITA「グリーン調達調査共通化協議会」指定29物質に
ホルムアルデヒドを加えて、30物質について使用の有無
を全ての構成部材について調査
    1. カドミウウム及び化合物 <05/3月までに全廃予定物質>
    2. 6価クロム化合物 <05/3月までに全廃予定物質>
    3. 鉛及び化合物 <05/3月までに全廃予定物質>
    4. 水銀及び化合物 <05/3月までに全廃予定物質>
    5. TBTO
    6. トリブチブスズ類(TBT)/トリフェニルスズ類(TPT) <使用禁止物質>
    7. ポリ臭化ビフェニル類(PBB) <使用禁止物質>
    8. ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE) <05/3月までに全廃予定物質>
    9. ポリ塩化ビフェニル類(PCB) <使用禁止物質>
    10. ポリ塩化ナフタレン(塩素数3以上) <使用禁止物質>
    11. 短鎖型塩化パラフイン <使用禁止物質>
    12. アスベスト類 <使用禁止物質>
    13. アゾ染料、アゾ顔料
    14. オゾン層破壊物質 <使用禁止物質>
    15. 放射性物質 <使用禁止物質>
    16. アンチモン及び化合物
    17. ヒ素及び化合物
    18. ベリウム及び化合物
    19. ビスマス及び化合物
    20. ニッケル及び化合物
    21. セレン及び化合物
    22. マグネシウム
    23. 臭素系難燃剤
    24. ポリ塩化ビニル
    25. フタル酸エステル類
    26. 銅及び化合物
    27. 金及び化合物
    28. パラジウム及び化合物
    29. 銀及び化合物
    30. ホルムアルデヒド
B. 使用禁止物質や全廃予定物質の使用廃止と代替え物質の検討
C. 管理物質の使用量把握と使用削減
D. RoHS対象6物質の全廃 : 2005年3月まで
E. 材料、部材サプライヤーとの有害化学物質管理システムの構築
このように、グリーン購入を取引条件にしている企業も増え、環境への対応・取り組みが企業の生命線になってきているのが現状です。



 ELV(End of Life Vehicle)規制

これまではの使用済み車両は、解体事業者などが再利用できる部品と再利用できない部品とに分け、再利用できない部品にかんしては埋め立て処分していました。
しかし、その埋め立てた部品には有害物質が含まれていることがわかり、まず使用量を減らすことと適切に処理することに取り組んでいくことが決まりました。
 そこで、EUが先駆けてEU加盟各国に対して義務付けることが決まったのです。
その内容は、2003年7月以降に販売した新車に対しては、鉛・水銀・カドミウム・六価クロムの使用もしくは同含有部品の埋め立てを禁止しなければならないというものです。

 WEEE(Waste Electrical and Electronic Ezuipment)指令

EUで発令された規制です。
WEEE指令とは、電気及び電子機器製造者が製造した商品を回収し、リサイクルの責任を負うというものです。
日本で言えば家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)にあたります。
ただ、日本の場合はエアコン・テレビ・電気冷蔵庫・電気洗濯機の4種類に限定しているのに対して、WEEE指令では、それ以外の家庭用機器も含まれます。

 PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)法

有害な化学物質が、どのような発生源からどれだけ環境中に排出されているのか、また廃棄物に関してはどれだけ運び出されたのかを把握し、データをまとめて公表する仕組みのことです。
これは、環境に対して影響があるなしに関わらず、企業自体が自ら化学物質の排出・移動量を管理を促したものです。

 RoHS指令

RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)指令 
EUで発令された規制です。
RoHS指令とは、「電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令」です。
特定有害物質とは、下記の六物質です。

・ カドミウム及びカドミウム化合物
・ 鉛及び鉛化合物
・ 水銀及び水銀化合物
・ 六価クロム化合物
・ PBB(ポリ臭素化ビフェニル)
・ PBDE(ポリ臭素化ジフェニルエーテル)

RoHS指令では、この有害六物質を2006年7月1日までに原則として、電気・電子機器に含まないことを目的としています。

 グリーン調達

グリーン調達とは、メーカーが製品に使用する容器・包装・部品・原材料などを、調達するときに環境に配慮したものを積極的に購入していくことです。
対象商品は、紙類・文具・OA機器・家電製品・照明器具・自動車・制服・カーテンなどです。

 

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