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第1回目

第1回「LD50(エルディーゴジュウ)」について

◆第1回目としましては、最近特に関心が高まってきました、化学物質の安全性に関しまして、有害性の指標である LD50(エルディーゴジュウ)について簡単に紹介させてもらいます。

「LD50(エルディーゴジュウ)」について

LD50のLDとは、Lethal Doseの頭文字で致死量と言う意味です。

Lethal(リーサル): 致死の
Dose(ドウス)  : 量
50は、この化学物質を食べた試験動物の50%が死ぬと言うことです。


少し固くなりますが、定義を紹介します。

LD50:半数致死量。試験動物の半数を死亡させる摂取量(経口)を動物の体重1kg当りに換算した量(単位;mg/kg)
  (注)1gは1000mgです

したがって、50Kgの人がLD50が200mg/kgのものを誤って飲み込んだ場合、200mg×50kg=10000mg(10g)10g飲み込むと半分の確率で死亡する可能性があると言うことです。

LD50の数値が小さいほど、毒性(有害性)が高いと言えます。

具体的に、有害物質のLD50はどの程度の数値でしょうか
有害物質の代表である、毒物、劇物のLD50の値を紹介します。
毒物と劇物は毒物、劇物取扱法で決められています。

毒物

LD50: 30mg/kg以下のもの
劇物 LD50: 30mg/kg~300mg/kg以下のもの
  300mg/kg以上のものは、普通物とされます。
商品を開発するときは、その商品に有害物質が含まれないように気をつけると思いますが、その中に含まれている化学物質の有害性を評価するのに、LD50の数値が目安になると思います。
 
 参考としまして、いろいろな物質のLD50の値をあげておきます。
フグ毒(テトロドトキシン)
0.0085mg/kg
青酸カリ
10mg/kg
ニコチン(タバコの成分)
24mg/kg
カフェイン(コーヒーの成分)
192mg/kg
アスピリン(解熱剤)
400mg/kg
食塩
3000mg/kg(3g/kg)
  (文献により、少し数値が変わります。)

毒性(有害性)の評価は、LD50(急性経口毒性)だけではなく、慢性毒性、発ガン性、遺伝毒性等がありますが、まず最初に検討すべきものとして、LD50があると思います。
MSDS(製品安全データーシート)の中の化学物質のLD50の確認が必要だと思います。

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