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第106回目

第106回「皮膚刺激性」について

今回は皮膚刺激性について書きたいと思います。
これは、化学物質が皮膚にふれた場合皮膚が赤くはれたり、ひどい場合はかぶれたりすることを見るものです。

 

(1) 皮膚刺激性とはなにか

GHS(国際基準)に規定されている試験項目の1つです。
化学物質が皮膚に接触した場合に生じる皮膚刺激性のことです。
この炎症性反応は免疫反応(めんえきはんのう)に基づかない局所的な反応であり、皮膚感作性とは区別されます。
皮膚刺激性はその物が触れたところだけの反応ですが、皮膚感作性は免疫反応ですので、接触したところだけでなく全身に反応が出る場合があります。

(2) OECD(Organization for Economic Co-operation and Development)

経済協力開発機構のことです。
現在36か国が加盟しています。
活動は、農業と漁業、開発、経済、化学安全と生物安全等の活動を行っています。

(3) OECDテストガイドライン

化学物質やその混合物の安全性を評価するための国際的に合意された試験方法を集めたものです。
この中に次の物が決められています。

1.急性毒性試験
2.刺激性試験
3.感作性試験
4.遺伝毒性試験
5.生殖毒性試験
6.ガン原生試験
7.反復投与試験
8.神経毒性試験
9.内分泌かく乱試験
10.薬物動物試験
11.皮膚吸収試験
12.光毒性試験

(4) 皮膚刺激性試験

OEDCガイドラインの中に、TG401からTG491まで10項目ほど決められています。
弊社ではTG-439のin vitro皮膚刺激性試験を行っています。
TG-439では、再生ヒト表皮を培養(in vitro非動物試験)したもので試験を行います。

(5) まとめ

色んな化学物質が増えてきたことにより、この化学物質によるかぶれとか、かゆくなるとか、赤くはれるなどの問題が増えてきていると言われます。
1つの物質だけだと起こらないようなことが、いろいろな化学物質に触れることにより起こる場合があります。

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