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第13回目

第13回「環境マネージメントシステム」について

◆今回は、「EMS(環境マネージメントシステム)」について簡単にまとめてみました。

EMS(環境マネージメントシステム)

EMSとは英語の頭文字3つを取ったものです。

nvironmental(エンビロメンタル):環境の

anagemennt(マネージメント)

ystem(システム)

環境問題はますます広がりを見せています。そのため、内容も複雑化しています。
個々の問題に関心を持っているだけでは、全体像が見えなくなってきています。

今話題のRoHS(ローズ)に関しましても、有害物質の規制であることは分かっていても、環境問題全体の中で、どのような位置付けになるのかは、なかなかわかりづらいところがあります。

そこで、環境関係の法律がどのようになっているのかを説明させてもらいます。

(1)環境一般   環境基本法、環境影響評価法
(2)地球環境   地球温暖化対策法、オゾン層保護法、省エネ法
(3)大気汚染・悪臭   大気汚染防止法、自動車NOx法、悪臭防止法
(4)騒音、振動   騒音規制法、振動規制法、航空機騒音防止法
(5)水質汚濁・地盤沈下   水質汚濁防止法、湖沼水質保全法、瀬戸内海環境保全法
(6)土壌汚染・農薬   土壌汚染防止法、農薬取締法
(7)廃棄物・リサイクル   廃掃法、リサイクル法、容器包装リサイクル法
(8)国土利用   国土利用計画法、国土総合開発法、工場立地法
(9)化学物質   化学物質審査法、PRTR法、ダイオキシン対策法
RoHS(ローズ)日本の法律ではない
(10)被害救済・紛争処理    

このように、非常に多くの法律があります。それぞれの目的に応じて作られていますが、全体としての整合性(体系化)が十分ではありません。これは役所の縦割り行政のためと、悪く言えば問題が起きると場当たり的に法律を作ったためだと思います。

そこで、これらに個別に対応するだけでは十分ではないので、企業として、全体的に取り組むためにEMS(環境マネージメント)の考えかたがでてきました。
また、これまでは問題が起こってからの対策(後手対策)が主だったのですが、これを事前に防止するための仕組みとしてもEMSが重要視されてきました。

EMS(環境マネージメントシステム)の特徴としましては、次のようなことです。
1,環境問題を全体として捉える
        個別対応でなく、環境問題すべてに対応する

2,事前予防の考えを持っている。
        問題が起こってから、対策をするのではなく、事前に問題が起こらないように対策をする

EMS(環境マネージメントシステム)の理念としましては次のような内容です

       「持続可能な社会の実現」です。
        汚染などによる影響が、次世代、次次世代あるいは それ以上に及ぶのを防ごうと言うことです

EMS(環境マネージメントシステム)として代表的なものとして、ISO14000シリーズ(アイエスオー、イチマンヨンセン)があります。

ISOとは、(Internationl Organization Standardization:国際標準化機構)で、1947年に世界の主要国の規格を担当する団体が集まって作った機構です。

EMS(環境マネージメントシステム)構築のメリットとしては次のようなことが考えられます。

  1. 環境影響(環境リスク)の軽減および回避
  2. 商品の差別化
    環境保全の社気的必要性の高まりに伴い、環境配慮型商品の需要増、グリーン取引での優遇
  3. 組織の体質改善
  4. 社会的信頼性の向上

現在、環境問題として、最も重要視されているのが、「地球温暖化」と「有害化学物質問題」と言われています。

地球温暖化とは、人口増加と生活水準の向上、それを支える経済活動の活発化に伴う大気中の温暖化ガス(二酸化炭素等)濃度の上昇により地球の気温が高くなることです。その結果、気候の異常が心配されています。
それを予防するために、気候変動枠組み条約が結ばれました。

また、有害化学物質問題としまして、「RoHS(ローズ)」が来年ヨーロッパで施行されるに伴って、有害6物質(カドミウム、鉛、水銀、6価クロム、2種類の臭素化合物)が電機機器での使用が禁止されます。

以上簡単にEMS(環境マネージメントシステム)について紹介させてもらいました。

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