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第73回目

第73回「トスカ(TSCA)」について

 

今回は、アメリカの化学物質の規制の「TSCA(トスカ)」について説明したいと思います。
ヨーロッパのREACH(リーチ)ほど一般に知られていないと思いますが、 アメリカに輸出する場合は、ぜひとも内容を理解する必要があります。

 

(1)<トスカ(TSCA)とは何か>

TSCAは米国の「有害物質規制法」をトスカと言います。
oxic ubstances ontrol ct の頭文字を取ったものです。
1976(昭和51年)に制定されたものです。
商業的に流通している既存化学物質を当初、6万物質が収録されていました。
年ごとに増えてゆき、2009年には84000物質を超えるようになりました。
これからも増えてゆきます。

 

(2)<環境保護庁>EPA

どこが管轄してるかと言いますと、EPA(アメリカ環境保護庁)が管轄しています。


EPA(アメリカ環境保護庁)の建物
https://www2.epa.gov/aboutepa より

 

(3)<トスカの内容>

化学物質及び混合物が安全基準を満たすことを証明する責任は、製造者及び加工業者が負うという考えのもとに決められています。
そのために、有害物質の製造及び米国への海外からの持ち込みを規制する法律です。

    ・新規化学物質の届け出制度
    ・既存化学物質の評価制度
上記の2つがあります。

EPA(アメリカ環境保護庁)は、3万5000件の新規化学物質の届け出を審査しています。

 

(4)<インベントリー(リスト)>
天然に産出する物質はインベントリー(目録)に収載されているとみなされます。
インベントリーに収録されているかの確認は、公開情報(NTIS)(National Techncal Information Service)(注)のCD-ROMに載っています。
(注)アメリカ商務省内の独立した機関で、アメリカ政府関連の情報機関。

 

(5)<トスカへの提出者>
米国内で商業目的のために新規化学物質を製造(輸入も含まれる)を意図する米国内の製造事業者です。
日本から輸出する場合は、アメリカの業者から、トスカは大丈夫かと聞かれることが多いと思います。

 

(6)<罰金>
TSCA未登録成分を含有した製品を上市した場合、製品のリコール高額な罰金、訴訟の可能性、企業イメージのダウン等が考えられます。
1日あたり、 最高27500ドル(約275万円)取られる。
1日あたり、 最高27500ドル取られれば、非常に高額になります。
そのため、十分に気を付けて対応する必要があります。

 

(7)<ヨーロッパでは>
ヨーロッパはよく似たものとして、リーチ(REACH)があります。
リーチは日本でもかなり有名になりましたが、トスカはあまり知られていないようです。
今後はかなり有名になって来ると思います。

 

(8)<まとめ>
トスカは非障壁関税と言われるものです。
国際競争が激化する中において避けて通られないものです。
外国との取引には十分注意する必要があります。
今回、アメリカの規制をとりあげましたが、アジアにもさまざまな規制があります。

 

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