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第92回目

第92回「分析」について 2

 

分析(analysis)とは何なのでしょうか
辞書には「複雑な事項を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること」と書いています。
分析にはいろいろな分析があります。
市場分析、経済分析、競馬分析、戦力分析、為替(かわせ)分析、性格分析、DNA 分析など沢山あります。
ここで取り上げるのは、化学分析です。
化学分析は、「物質の組成を調べ、その成分や種類や量の割合を明らかにすること」と辞書に書いています。

 

 

(1) 化学分析が必要なときはどんな時か

どのような時に化学分析が必要になるのでしょうか。
テレビの警察の特集のとき、交通事故などの場面があります。
その時、事故を起こした自動車を特定するために事故現場にあった遺留分の化学分析を始めます。
ほんの小さな車の塗装破片から、年式、メーカー、車種、などを特定してゆきます。
これには、当然ながら自動車メーカーごとの車種ごとの膨大なデーターがあるわけです。
それと突き合わせて特定してるわけです。
このように、何かを特定するために化学分析が必要とされます。

 

(2) なにを分析するのでしょうか

それでは、化学分析はどのように分析するのでしょうか。
先ほどの自動車の破片の分析などです。
これには、車の塗装、プラスチックの破片、金属の分析、衣服の分析、人の髪の毛、血液、ごみ、植物の種、紙、木材、ガラス、などいろいろです。
分析する物によって測定機器はちがいます。
また、いろいろな測定機器を複数使って特定してゆきます。

 

 

(3) 化学分析の種類-1

化学分析は何を分析するかで、大きく2つに分類されます。
有機物分析と無機物分析です。
有機物は簡単に言いますと燃える物です。高温にすると酸素と結合して燃えます。
一方、無機物は高温にしても燃えません。
有機物は、プラスチック、紙、木、繊維などです。
無機物は、セメント、セラミックス、ガラス、金属などです。

 

 

(4) 化学分析の種類-2

もう一つ、別の分け方としまして定性分析と定量分析があります。
定性分析とは、種類を調べる物です。
定量分析は、種類ごとにどれだけあるかを調べる物です。
その中間として、半定量分析といわれる物があります。
半定量分析は、分析する物が多いか少ないかを見る物です。
まず最初に定性分析をして種類を特定してから、定量分析を行います。

 

 

(5) 化学分析の費用

今はほとんど機器分析です。
分析機器は高度化して精度が高くなっています。また、時間も早くなっています。
そのため、値段が高くなっています。
また、分析する人も専門家になっており費用も高くなります。
分析機器の使用頻度も高くありませんし、日常のメンテも必要とされます。
それと、分析機器で分析した結果の評価があります。
基礎的な元となる物質のデーターベースが必要になります。
それと、化学分析機器の結果とデーターベースとの突き合わせがあります。
測定は化学物質ですが、それが市販のどの商品になるかの判定があります。
これらの理由で化学分析の費用は高くなっています。

 

 

(6) 化学分析の機器分析の種類

  (有機分析)
  *赤外分光分析(FT-IR)
  *ガスクロマトグラフィー(GC)
  *液体クロマトグラフィー(HPLC)

  (無機分析)
  *原子吸光光度計(AAS)
  *蛍光X線分析装置(XRF)
  *誘導結合プラズマ発光分光分析装置(IPC)

 

 

(7) どこで分析するのでしょうか

化学分析はほとんど機器分析なので、分析機械はそうとう高価です。
そのため専門の分析機関で分析をしてもらうことになります。
分析機関は国立、公立、民間など相当数多くあります。
各都道府県に1か所は分析機関はあります。
また、民間の分析機関もあります。

 

 

(8) まとめ

今回は化学「分析」について簡単に説明しました。
最近は分析機器が高度化して微量で早く結果が出るようになりました。
しかし、分析機器の発達だけではなく、膨大な物質のデーターがあることが分析の精度を決めることを知る必要があります。
データーの収集の地道な作業の積み重ねが化学分析の裏側にあることを理解する必要があるように思います。

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