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第89回目

第89回「ISO(イソ、アイエスオー)」について

 

今回はISO(イソ、アイエスオー)について簡単に説明させていただきます。

 

(A)ISO(イソ、アイエスオー)はスイスのジュネーブに本部を置く非政府機関です。
IInternatinal Organization for Standardization の略称です。
国によって略称が異なるため、ギリシア語のイソス(isos;均質、均質)にちなみ、言語や地域によらない短縮名としてISOを選んだ。

ISOは国際的に通用する規格を制定することであり、ISOが制定した規格をISO規格と言います。
非常口のマーク(ISO 7010 :JIS B0205)、カードのサイズ(ISO/IEC 7810)、ネジ(ISO 68 ;X6301)などのISO規格があげられます。
これらは「モノの規格」です。

製品そのものでなく、組織の品本質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネージメントシステム)についてもISO規格が制定されています。
これらは「マネージメントシステム規格」と呼ばれます。
品質マネージメントシステム(ISO9001 :JIS Q9001)や環境マネージメントシステム(ISO 14001:JIS Q14001)などの規格が該当します。
日本国内での使用を円滑にするために、技術的内容および規格票の様式を変更することなく邦訳され、の本標準規格としてJIS規格になっています。

 

(B)個別に、マネージメントシステム規格を見ていきましょう。

(1)<ISO 9001(品質)>

1. PLAN
計画を作る。組織のあるべき姿を目指し、プロセスアプローチを整えても、未来永劫それが達成できることはありえません。組織が「予期しない状況」について「リスク」あるいは「機会」と捉え、どのような機会やリスクがあるか、予期しない状況がしょうじたとき組織はどのように対処すべきかについて計画していきます。

2. DO
支援体制を整える。プロセスを管理しリスクや機会に対処するために必要な支援体制を整えます。これは、組織内の資源(人材、インフラストラクチャー、環境、監視測定機器、知識など)、人々の力量や教育訓練体制、コミュニケーションの方法などがふくまれます。また、これらを組織内の人々が共有し、組織外(第三者)に対して明確に示すために、必要な事項について文章化します。

3. CHECK
確認を行います。

4. ACT
実際に組織の各部署に各担当でシステムを運用できるように、具体的な計画や手順を整えてゆきます。顧客とのコミニュケーション(受発注やクレーム対応、営業活動など)、顧客ニーズへの対応(設計・開発、サービス開発など)、アウトソース先の管理などを間違いなく行うための手順を作り、それぞれ、下図のようにサイクルが回ります。

 

(2)<ISO 14001(環境)>

環境リスクの低減および環境への貢献と経営の両立を目指す環境マネージメントシステムの国際規格です。

 

 

 

(3)<ISO 27001(情報)>

組織が保有する情報に関わる様々なリスクを適切に管理し、組織の価値向上をもたらすISMSの国際規格です。

 

(4)<ISO 50001(エネルギー)>

組織のエネルギーパフォーンマンスを可視化し、その改善によるコスト削減を実現するための国際規格です。

 

 

(5)<ISO 13485(医療機器・体外診断用医薬品)>

安全で有用な医療機器・体外診断用医薬品の提供を目指す組織の社会的な価値及び信頼を高めます。

 

 

(6)<ISO 22000(食品安全)>

HACCPの食品衛生管理手法をもとに、消費者への安全な食品提供などです。食品安全マネジメントシステム(FSMS)の国際規格です。

 

 

(7)<ISO 55001(アセットマネジメントシステム)>

現場レベルでのPDCAに加えて、組織全体の目標から資産(社会インフラ:エネルギー、水、交通、通信など、及びファシリテイ:住宅、建築、学校、病院、プラントなど)管理の目標・計画・実施からその評価・改善に至る組織全体のPDCAサイクル、及びそのサイクルを上手に回転させるための支援の仕組みを含めたシステム全体をまとめた国際規格です。

 

 

(C)まとめ

ISOについて簡単に説明しました。
ISO9000番とISO14000が有名です。
ISO規格を取得する企業や団体がふえてきていますが、ISO規格をやめる所もあります。
費用が掛かりすぎるとか仕事が増えるとか、あまり効果が認められない等の理由からです。
ただ、国際化が進むなかで国際規格の重要性は高まると思います。

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